講義
ここには講義関係の案内や資料があります。
講義資料
一橋大学「コンピュータシミュレーション特論」、中央大学「数値解析」、法政大学「数値解析」で使用する数値解析に関する資料を置いておきます。 線形代数(固有値と直交化のあたりまで)と微積(2変数関数まで)の知識があれば読めるようになっています。 有限要素法の章は関数解析を前提とせずに書いたので、理論面ではかなり曖昧になってしまいました。
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学部ゼミで使った「ファイナンスの数値計算」に関する資料です(未完です)。
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私の授業を履修する(している)人へ
出席について
出席は基本的には取りませんので、出席せずに独力で勉強するという人はそれでも結構です。ただ、資格の勉強などで既に授業内容について詳しく知っているという場合は別ですが、そうでない場合には、授業に出席しないという選択はかなりデメリットが大きいと思います。
授業に出ていれば、その時間は少なくとも授業内容について勉強するわけですが、授業を休んでしまうと、相当に強い意志を持っている人でないかぎり、易きに流れて勉強しなくなってしまうケースが多いように思います。試験前に急いで勉強しても、量が多過ぎて間に合わないということになります。
また、授業では、わかり難い部分の詳しい解説など、授業内容を効率的に理解するための有益な情報を得ることができますし、単位認定の基準や試験範囲、課題のヒントなど、単位を取得する上で重要な情報も得ることができます。
授業に出席しない人は、それらのメリットを放棄しているということを十分に認識しておいて下さい。
課題やレポートについて
私の授業では課題やレポートを課すことがありますが、他の人とほとんど同じ内容のものを提出したり、ネット上の情報をほとんどそのままコピペして提出したり、Yahoo!知恵袋などの質問サイトで質問して回答者の答えをそのまま書いたりなど、独力で書いたと言えないものはほとんど評価しません。また、同じ、もしくはほとんど同じものが複数提出された場合には、どれがオリジナルであるかにかかわらず一律で低評価としています。
そもそも、引用元を明示せずに、他人が作成した情報をさも自分が作成したかのように装うのは不正行為であり、即不合格とされても文句は言えません。実際に過去にはそれが理由で不合格にした人もいます。レポートを写させた方も不正行為の共犯ですので、不合格になる可能性があります。毎年、これだけ警告しても、他人のレポートと全く同じものを提出してくる人がいます。バレないと思っているのでしょうか? 写させる方も、本人が低評価になったり不合格になったりする可能性があり、メリットが無くリスクしか無いのに、どうして写させたりするのか理解に苦しみます。
ネットからのコピペならばれないと思うかもしれませんが、課題やレポートの採点をする際には、関連する検索ワードで引っ掛かるサイトは一通りチェックしますので、コピペはかなりの確率でバレるということを認識して下さい。一部を変更したり、複数のサイトの情報を繋ぎ合せてもわかります。こちらもプロなので、コピペによる課題やレポートは見た瞬間に違和感を感じます。また、単独では違和感が無くても、同じ人が過去に提出したものを並べて比べれば一目瞭然です。
私はなにも、他の人のレポートやネット上の情報を参考にするなと言っているわけではありません。引き写しをしないように、ということです。他の人のレポートやネット上の情報を参考にする場合には、参考とする情報を見てちゃんと理解し、その後は情報元を見ず、少なくとも30分程度の時間が経過したのち、自力で考えて書くようにして下さい。情報元を見ながら写したり、コピーしたりしてはいけません。やむを得ず一部をそのままコピーする場合には、引用として必ず出典を書いて下さい。
課題やレポートの提出期限、試験の日時について
課題やレポートについては、期限後の提出は一切認めません。manaba等のウェブシステムでの提出課題で、パソコンが故障したとか、提出した筈なのに提出できていなかったとか言う人や、事務室提出のレポートで、事務室が閉まっていた、建物が工事のために閉まっていた、などと言う人がいますが、そのような事情は考慮しません。締め切りに近付くにつれて、そのような不測の事態が生じる可能性が高まるのは当然の話ですので、締め切り間際に出す人は、そのようなリスクがあるということを納得の上で行動して下さい。それが嫌ならば早めに提出しましょう。せめて締め切りの一日前には出すように心がけて下さい。
ただし、天変地異や災害など、全員に対して降りかかる災難や、事前に掲示やアナウンスのされていない突然の工事や大学側の突発的なシステム障害などについては、締め切りの延長などを検討します。
指定の提出方法以外でも、メールで送信したり、郵便局で消印を押してもらって郵送したりするなど、期限内に出したということがはっきりと判断できる形で送られてきたものについては配慮します(メールの送信時間や消印が締切後なのはもちろんダメですが)。
中間試験や期末試験の日程の都合が悪い場合には、事前に申し出ていた場合に限って代替措置を検討します。後から言ってきても駄目です。
ただし、天変地異や災害や交通機関のダイヤの乱れなど、複数の人に対して影響するような事態が起きた場合には、代替措置を検討します。
単位認定について
単位認定においては公平さが最も大事だと考えています。私は、単位認定に関しては甘い方だと思っていますし、ネット上でもそのような情報が流れているようですが、これは、特定の個人に対して公正でない取り扱いをするということは意味しません。学期末になると、追加の課題を出して下さい、追試をして下さい、何でもするから単位を下さい、等と言ってくる人がいますが、特定の個人に対して特別な措置を講じることは一切ありません。よって、そのようなお願いのメールも送ってこないで下さい。また、送ってきても返事はしません。
単位というのは授業の内容が身に付いてはじめて与えられるものなので、内容が身に付いていないのに単位を出すわけにはいきません。そこは曲げられない大原則です。就職が決まっているとか、卒論で忙しかったとか、この授業の単位が取れれば卒業できるとか、経済的な余裕が無く留年はできないとかいうのは、すべて個人的な事情です。
社会のシステムは個人的な事情では動いてくれません。身に付いていないにも関わらず個人的な事情があるから単位をくれというのは、入社試験に落ちたけど就職できないと困るから合格させてくれとか、免停になったけど車を使わないと仕事ができないから無免許運転を許可してくれとか、お金が無いけど飢え死にしそうだからタダで食わしてくれ、等と言っているのと同じです。
ただ、単位が取れそうかどうか、等の問い合わせには可能な範囲で対応します。
現在および今まで担当した講義、ゼミ
2017年度(一橋大学)
微分積分学Ⅰ(共通教育): 微積の初歩(一変数)
情報リテラシー(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
情報システム論(学部): 常微分方程式とその数値解法
ビジネス統計基礎(学部): 統計学の初歩
情報数学特論(大学院): ブロックチェーン技術について学ぶ
ゼミ生: 3年生 0人(主0 副0)、4年生 2人(主0 副2)、修士 2人(主0 副2)
2017年度(非常勤)
数値解析(中央大学 理工学部 経営システム工学科): 数値解析の入門
数値解析(法政大学 理工学部): 数値解析の入門
2016年度(一橋大学)
情報基礎(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
計算機概論(共通教育): C言語によるプログラミング
情報数学特論(大学院): 符号理論の入門・応用
ゼミ生: 3年生 1人(主0 副1)、4年生 8人(主6 副2)、修士 2人(主0 副2)
2016年度(非常勤)
数値解析(中央大学 理工学部 経営システム工学科): 数値解析の入門
2015年度(一橋大学)
情報基礎(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
ビジネス統計入門(学部): 統計学の初歩
情報数学特論(大学院): 数値計算の入門・応用
ゼミ生: 3年生 7人(主6 副1)、4年生 2人(主1 副1)、修士 3人(主1 副2)
2015年度(非常勤)
数理科学特論A(津田塾大学 情報科学科)数学特論IA(津田塾大学 理学研究科 情報科学専攻)共修科目: 数値解析の入門・応用
数値解析(中央大学 理工学部 経営システム工学科): 数値解析の入門
2014年度(一橋大学)
情報基礎(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
計算機概論(共通教育): C言語によるプログラミング
情報システム論(学部): 常微分方程式とその数値解法
ビジネス統計入門(学部): 統計学の初歩
情報数学特論(大学院): ファイナンスに関係する数値計算
ゼミ生: 3年生 2人(主1 副1)、4年生 0人(主0 副0)、修士 6人(主3 副3)
2014年度(非常勤)
数値解析(中央大学 理工学部 経営システム工学科): 数値解析の入門
数値計算(電気通信大学 情報理工学部 情報・通信工学科): 数値解析の入門
2013年度(一橋大学)
情報基礎(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
計算機概論(共通教育): C言語によるプログラミング
ビジネス統計入門(学部): 統計学の初歩
情報数学特論(大学院): ファイナンスに関係する数値計算
ゼミ生: 3年生 0人(主0 副0)、4年生 2人(主0 副2)、修士 3人(主2 副1)
2013年度(非常勤)
応用数理特別講義Ⅲ(東京大学大学院 数理科学研究科、集中講義): 有限要素法の誤差解析と精度保証付き数値計算
2012年度(一橋大学)
微分積分学ⅠB(共通教育): 微積の初歩(一変数)
情報基礎(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
計算機概論(共通教育): C言語によるプログラミング
情報数学特論(大学院): 連立一次方程式の数値解法
ゼミ生: 3年生 2人(主0 副2)、4年生 6人(主0 副5 学外1)、修士 1人(主0 副1)
2011年度(一橋大学)
線形代数学ⅠB(共通教育): 線形代数の初歩(線形空間の手前まで)
情報基礎(共通教育): コンピュータやインターネットに関する基礎知識
計算機概論(共通教育): C言語によるプログラミング
情報システム論(学部): 常微分方程式とその数値解法
情報数学特論(大学院): 数値解析入門
ゼミ生: 3年生 1人(主1 副0)、4年生 4人(主0 副4)、修士 5人(主0 副5)
2011年度(非常勤)
数学特別講義・応用数学特別講義I(愛媛大学理学部、集中講義): 有限要素法と精度保証付き数値計算入門
2010年度(金沢大学)
微積分学第一(共通教育): 微積の初歩(一変数)
数学基礎セミナー(学部、二年生対象ゼミ、オムニバス): 線形空間
解析学3A・3B(学部): 常微分方程式
ゼミ生: 4年生 4人、修士 2人
2009年度(金沢大学)
解析学3C(学部)応用解析学(大学院)共修科目: 偏微分方程式の一般論
数理科学(大学院、オムニバス): 数値積分概説
解析学4A・4B(学部): 関数解析学の講義と演習
ゼミ生: 4年生 3人、修士 4人
2008年度(金沢大学)
線形代数学第一(共通教育): 線形代数の初歩(線形空間の手前まで)
計算機基礎論2(学部、オムニバス): 熱方程式の差分法
数物科学の世界(共通教育、オムニバス): 高速Fourier変換
初学者ゼミ(学部、一年生対象ゼミ): 複素関数の入門
解析学4A・4B(学部): 関数解析学の講義と演習
ゼミ生: 4年生 1人、修士 1人
2007年度(金沢大学)
微積分学第二(共通教育): 二変数の微積
解析学3C(学部)応用解析学(大学院)共修科目: 偏微分方程式の一般論
ゼミ生: 4年生 0人、修士 0人
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